私がロータリーに入ったのは、1982年。29年前である。鳥取国体開催を前にホテル建設が計画され、地域にとっても前向きな時代だったと思う。 入会6年目のとき、クラブ創立25周年記念式典が開かれ、その記念誌の中で私は「ロータリーの理論理屈を長い時間かけて自分なりに理 解し会得した時、本当の意味のロータリアンたり得る」と書いている。ではそれから23年を経てどうなんですかと問われると、「未だ会得し得ず」の答えしかない。
左:入会当時、家族会でのスナップ(1982〜83年ごろ) 右:最近の例会で
そのころは会員数も年々増加し、例会出席率も92〜93%の水準だったと思う。 その後、例会場ホテルの経営不振、地場中心産業である水産業の不振などマイナス要素が働き、会員数もピーク時の6剖強、例会出席率も70%台に落ち込んでいる。これはわがクラブだけの問題ではなく、全国地方クラブ共通の課題であろう。 組織のリーダーは「数は力」で拡大・増強を唱えてきた。しかしロータリーの求める職業人とのミスマッチが今日を招いたといえる。時代と地域経済事情に合った運営こそ、今日の地方クラブの課題だと思う。 われわれベテラン会員は、後方からクラブを支援する役割があると思う。(鳥取県)
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